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2023.10.31
年収の壁・支援強化パッケージ
厚生労働省は「年収の壁・支援強化パッケージ」というキャッチフレーズで、「106万円の壁」および「130万円の壁」に対する支援措置を発表しました。順次、制度の申請方法など詳細が公表されています。
パート・アルバイトで働く方が「年収の壁」を意識せずに働ける環境づくりを後押しする、というキャッチフレーズのもと、2つの制度を発表しました。
「年収の壁」は従来から4つ存在しています。
①100万円:住民税が課税
②103万円:税金の配偶者控除から除外
③106万円:一定の規模以上の事業所で働く場合、健康保険・厚生年金に加入
④130万円:週30時間程度以上働く場合、健康保険・厚生年金に加入
以上、4つの「壁」の内、③「106万円の壁」および④「130万円の壁」に対する支援を行うというものです。
※「106万円の壁」対応として・・・
健康保険・厚生年金の加入に併せて、手取り収入を減らさない取り組みをする企業に対し、労働者1人当たり最大50万円の助成を行う。
注意:健康保険・厚生年金に新たに加入することが前提であること、助成金は従業員ではなく企業に支給される。
※「130万円の壁」対応として・・・
収入が一時的に上がって年収が130万円を超える時、事業主が証明をすることで、引き続き配偶者の側の被扶養者認定が継続できる。
いくつかの注意点のチェックが必要です。